【Kindle Unlimited】『漫画に描く。後悔と感謝。あの日に起きたこと』で忘れられなかった5つの場面

【Kindle Unlimited】『漫画に描く。後悔と感謝。あの日に起きたこと』で忘れられなかった5つの場面 心の防災(人間関係・心理・自己防衛)

Kindle Unlimitedで読める震災漫画、
『漫画に描く。後悔と感謝。あの日に起きたこと』を読みました。

この作品は、東日本大震災を経験した作者さんの記憶や感情が描かれた短編漫画です。

派手な展開がある作品ではありません。

けれど、読み終えたあとも頭から離れない場面がいくつもありました。

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※Kindle Unlimited対象かどうかは時期により変わる場合があります。

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雪に怒るという感情

この作品の中で、作者さんは震災直後に雪が降ってきたことに腹を立てたと描いていました。

私はこの描写が、とても印象に残りました。

雪に怒る。

そんな感情を、私は今まで想像したことがありませんでした。

それほどまでに怒りが湧く体験とは、いったいどんなものなのだろう。

家族の安否が分からない。

先の見通しも立たない。

自分の力ではどうすることもできない。

そんな状況の中で降ってくる雪に向かって、「なんでこんな時に」と思った気持ちは、私には想像しきれません。

震災とは、自分の努力や工夫だけではどうにもならないほど、大きな力が動く出来事なのだと改めて感じました。

人生で一番きれいだった星空

停電によって街の灯りが消えた夜。

作者さんは、その時に見た星空を人生で一番きれいだったと描いていました。

私はその言葉に、どこか恐ろしさと悲しさを感じました。

真っ暗な夜。

家族の安否も分からない。

自分が生きていくことに必死で、いつもの生活は失われている。

そんな時にふと見上げた空に、星だけがきれいに瞬いている。

いったい、どんな気持ちだったのだろう。

涙さえ出なかったかもしれません。

それでも、何年経っても忘れられないほど美しかったということは、その瞬間だけは張りつめていた心が少し緩み、素の自分に戻れた時間だったのかもしれない。

私はそんなことを考えました。

もしかしたら、そのきれいな星空を見上げながら、

「これは夢であってほしい」

そう思ったのかもしれません。

「どうか死なないでください」の手紙

作品の中で紹介されていた、避難所に届いた子どもたちからの手紙も印象に残りました。

そこには、

「どうか死なないでください」

という言葉が書かれていたそうです。

その子どもは、一生懸命考えて書いたのかもしれません。

もしかしたら、素直な気持ちをそのまま書いただけだったのかもしれません。

でも、テレビに映る被災地の映像を見た時、あの頃、多くの人が同じことを願ったのではないでしょうか。

どうか助かってほしい。

どうか生きていてほしい。

そんな気持ちを、子どもは飾らずそのまま言葉にした。

だからこそ、その手紙は避難所で暮らす人たちの心を支えたのだと思います。

がれきの中にあったもの

この作品の中で、もう一つ強く印象に残ったのが「がれき」のエピソードでした。

がれき。

たった3文字の言葉です。

でも、その言葉の中には何が含まれているのでしょうか。

そこには誰かの家があったかもしれません。

誰かの思い出の品があったかもしれません。

まだ発見されていない人がいるかもしれません。

大切に飼われていた動物がいるかもしれません。

たくさんの人の思いや日常も、一緒に流されてしまったのかもしれません。

この漫画では、そんなことを考えさせられるエピソードが描かれていました。

ニュースでは「がれき」という言葉で表現されます。

でも、その3文字では表しきれないほど多くのものが、その中には含まれているのだと感じました。

人はすぐに現実を受け入れられるわけではない

この漫画を読んでいて感じたのは、人が現実を理解するまでには時間が必要だということでした。

作者さんも、地震直後からすぐに状況を理解できたわけではありません。

情報を聞いても信じられなかった。

映像を見て、初めて事態の大きさを理解した。

家族の安否が分からない時間を過ごした。

そんな描写が描かれていました。

私は普段、平和な毎日を過ごしています。

だからこそ、それが突然なくなることを本当の意味で想像するのは難しいのだと思います。

災害が起きた時、人は映画やドラマの主人公のように、すぐ現実を受け入れて冷静に行動できるわけではない。

混乱し、不安になり、信じたくない気持ちを抱えながら、少しずつ現実を理解していく。

そんな当たり前のことを、この漫画は教えてくれました。

読んで感じたこと

この作品は、東日本大震災の一つの体験談です。

けれど、その中には作者さん自身の記憶だけでなく、実際の写真やさまざまなエピソードも紹介されています。

それらを通して感じたのは、地震の恐ろしさだけではありません。

私たちが当たり前だと思っている日常の、はかなさでした。

今日ある景色が、明日も同じように続くとは限らない。

家族と連絡が取れること。

家に帰れること。

灯りのついた部屋で眠れること。

そんな当たり前が、どれほど大切なものなのかを考えさせられました。

まとめ

『漫画に描く。後悔と感謝。あの日に起きたこと』は、防災マニュアルのような作品ではありません。

けれど、震災を経験した人の記憶や感情に触れられる作品でした。

雪に怒ったこと。

見上げた星空。

忘れられない手紙。

がれきという言葉の重み。

そうした一つ一つの記憶が、その人にとっての震災なのかもしれません。

気になる方は、ぜひ読んでみてください。

今回紹介した漫画

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