「避難所にあるやろ」
防災用品の見直しをしていたときのことでした。
私が簡易トイレをカゴに入れると、夫は少し笑いました。
「そんなもんいらんやろ」
「避難所にあるやろ」
そう言って、夫はあまり深く考えていない様子でした。
私もその場では、それ以上言い返しませんでした。
水が出てもトイレは流せないことがある
災害時に困るのは、断水だけではありません。
地震のあと、見た目には普通に使えそうなトイレでも、配管や下水道が damaged している場合があります。
その状態で水を流してしまうと、汚水が逆流したり、マンションや集合住宅では下の階へ漏れてしまう可能性もあります。
自治体や管理会社から「確認が取れるまで流さないでください」と案内されることもあります。
そのとき、自宅に簡易トイレがあるかどうかで、安心感は大きく変わります。
食べ物より先に困ることもある
人は、食べ物がなくても数日は耐えられると言われます。
でも、トイレは待ってくれません。
- 高齢者
- 子ども
- 妊婦さん
- 持病のある方
- 介護が必要な家族がいる家庭
こうした人がいる家庭では、トイレ問題はさらに深刻になります。
「少しくらい我慢すればいい」では済まないこともあります。
災害時のトイレは、命と健康に関わる問題です。
夫が黙った理由
その後、防災について調べているうちに、夫も実際の体験談を読むようになりました。
避難所の長いトイレの列。
夜中にトイレへ行く不安。
介護用トイレが足りない現実。
そして、自宅避難でもトイレが使えなくなる可能性。
「……確かに、いるかもしれんな」
そう言って、夫は少し黙りました。
簡易トイレは、使わないかもしれません。
でも、必要になったときにないと、本当に困るものなのだと思います。
私が備えるなら、こういう簡易トイレを選びます
簡易トイレを選ぶときは、安さだけで選ぶよりも、次のポイントを見ています。
- 凝固剤がセットになっている
- 臭い対策ができる
- 自宅のトイレにかぶせて使える
- 家族の人数分を数日分備えられる
- 保管しやすいサイズ
特に大切なのは、「家族の人数×日数」です。
1人1日5回トイレに行くとすると、4人家族なら1日で20回分。
3日分なら60回分、1週間分なら140回分が目安になります。
おすすめの簡易トイレ
わが家で備えるなら、こういうタイプを選びます。
備えは、不安をあおるためではありません
簡易トイレは、できれば一度も使わずに済むのが一番です。
でも、災害が起きてから買いに行こうとしても、必要なときには売り切れているかもしれません。
「あの時、買っておけばよかった」
そう思わないために、私は簡易トイレを備えることにしました。
避難所にあるかどうかではなく、家族を守るために、家にひとつ備えておく。
それだけで、災害時の不安は少し減らせると思います。
まとめ
- 災害時は水が出てもトイレを流せない場合がある
- トイレは我慢できない生活必需品
- 高齢者・子ども・妊婦さん・介護家庭では特に重要
- まずは少量でも家に備えることが大切
- 家族人数×日数で必要数を考える
「避難所にあるやろ」
そう笑っていた夫も、今では簡易トイレの必要性を少しわかってくれました。
備えは、怖がるためではなく、家族を守るためのもの。
まずはひとつ、家の中に置いておくだけでも安心につながります。
※この記事には広告リンクが含まれています。必要な備えは、家族構成や住まいの状況に合わせて選んでください。

