助けてと言えない心理|本当に困っている人ほど黙ってしまう理由

助けてと言えない心理|本当に困っている人ほど黙ってしまう理由 防災・備える暮らし

災害の現場や避難所では、
明らかに困っているのに何も言わない人がいます。

声をかけても
「大丈夫です」と答える。

遠慮しているように見えますが、
実際は少し違います。

それは性格ではなく、
脳の反応に近い状態です。

助けてと言えないのは遠慮ではない

人は強いストレスを受けると、
「考える力」から順番に落ちていきます。

まず余裕がなくなり、
次に判断ができなくなり、
最後に言葉が出なくなります。

このとき本人の中では
我慢している感覚はありません。

むしろ
「どう頼めばいいか分からない」状態です。

何を頼めばいいか分からなくなる

普段なら言えることも、
頭の中で整理ができなくなります。

・水が欲しい
・毛布が欲しい
・休みたい

こうした単純な希望ですら
言葉に変換できなくなります。

だから沈黙します。

拒否ではありません。

我慢ではなく停止に近い状態

強い緊張状態では、
脳は安全を優先します。

会話や判断より
「持ちこたえること」を優先するため

言葉の機能が止まることがあります。

これを
無反応・フリーズ反応と呼びます。

つまり
言わないのではなく、言えないのです。

周囲が誤解しやすいポイント

この状態の人は
落ち着いて見えます。

そのため
・困っていない
・遠慮している
・冷たい
と誤解されやすくなります。

しかし実際は逆で、
最も余裕がない段階の可能性があります。

どう声をかけるといいか

質問より選択肢が有効です。

「大丈夫?」ではなく

・水にする?お茶にする?
・ここで休む?向こう行く?
・手伝おうか?一緒にやろうか?

考えなくても答えられる形にすると
反応が戻りやすくなります。

まとめ

沈黙は落ち着きではありません。
限界のサインのことがあります。

助けてと言えない人は
助けを拒んでいるのではなく
言葉にできない状態にいるだけです。

知っているだけで
人を責めずにすむ場面があります。

タイトルとURLをコピーしました