安全になったのに動けない…それは異常ではありません【災害後に起きる心の反応】

安全になったのに動けない…それは異常ではありません【災害後に起きる心の反応】 防災・備える暮らし

災害や事故、強いストレスのあと。

「やっと落ち着いたはずなのに、急に何もできなくなった」
「涙が止まらない」
「体が重くて動けない」

そんな状態になることがあります。

でもそれは、心が壊れたわけではありません。

むしろ正常な反応です。

危険なとき、人は“感じなくなる”

危険なとき、人は“感じなくなる”

火事や地震など、命の危険が迫った状況では
人は驚くほど動けます。

  • 眠らず動き続ける

  • 何時間も片付けをする

  • 連絡を取り続ける

  • 痛みや疲れを感じない

これは「気合い」ではありません。

脳が、生き延びるために
感情や疲労の処理を止めている状態です。

恐怖・悲しみ・疲労を感じてしまうと
行動が止まってしまうためです。

落ち着いたあと、急に動けなくなる理由

落ち着いたあと、急に動けなくなる理由

安全が確認されると、脳は「非常モード」を解除します。

その瞬間、止めていた反応が一気に戻ります。

  • 涙が出る

  • 体が動かない

  • 眠り続ける

  • ぼーっとする

  • 何もしたくない

多くの人が
「自分は弱いのでは」と不安になります。

しかしこれは逆です。

体が生き延びたあと、心が追いついている段階です。

人間は

  1. 生き延びる

  2. 安全を確認する

  3. 感情を処理する

この順番で回復します。

つまり
安全になってから崩れるのは異常ではなく

回復の始まりです。

無理に元気になろうとしなくていい

無理に元気になろうとしなくていい

この時期に起きやすいこと

  • 何もできない自分を責める

  • 普通に戻ろうと焦る

  • 周囲と比べてしまう

ですが、ここで無理をすると
長引くことがあります。

必要なのは「元気になる努力」ではなく
止まることを許す時間です。

心はあとから追いつきます

無理に元気になろうとしなくていい

体が助かったあと
心はゆっくり現実を理解していきます。

急に動けなくなるのは
壊れたのではなく

安全になった証拠です。

安心できる場所で
少しずつ日常を取り戻していけば大丈夫です。

※この記事は体験談・心理学的資料をもとに作成しています

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