「お湯は限られてるんだよ。自分のことばっかり考えないでくれる?」
これは、避難所で赤ちゃんにミルクを作ろうとした母親が、実際に浴びせられた言葉です。
災害時、物資の不足や人々のストレスから、赤ちゃんへの配慮すら否定される場面が少なくありません。
今回は、避難所で赤ちゃんの命を守るために知っておきたい「ミルク問題」と、現実的な解決策についてお伝えします。
避難所でミルクが作れない理由とは?
- 給湯設備が壊れている
- 燃料や水が限られている
- 「お湯は病人・高齢者優先」というルール
- 火を使う場所がない
- 感染症対策で共用調理を避けている
さらには、「赤ちゃんにミルクを作ること」自体が理解されず、
「わがままだ」「自分だけ特別扱いするな」と言われてしまうこともあるのです。
実際にあった、ショッキングな体験談
東日本大震災では、生後3か月の赤ちゃんを連れて避難した母親が、
ミルクを作ろうとしたところ、周囲から冷たい視線と言葉を浴びせられたという報道がありました。
「お湯がもったいない」「赤ちゃんが泣くと眠れない」「静かにさせろ」といった言葉が、
母親たちを深く傷つけ、追い詰めていったのです。
■ 赤ちゃんにミルクが飲めないと、どうなる?
- 生後間もない赤ちゃんは、3日もミルクを飲めなければ命に関わる
- 脱水や低血糖で、急激に体調を崩すリスクがある
- 「泣き続ける」ことで周囲に迷惑がかかり、母親がますます遠慮してしまう
■ 母親の心はどうなってしまうのか?
- 「赤ちゃんを泣かせてはいけない」というプレッシャー
- 「怒られるくらいなら、ミルクは我慢させようか…」という葛藤
- 「子どもに何かされるのが怖くて、口をつぐむ」母親の現実
被災地では、ストレスや脱水で母乳が止まり、母親自身が倒れる例も報告されています。
解決策:お湯がいらない「液体ミルク」という選択肢
災害時に注目されているのが、お湯がいらない「液体ミルク」です。
- 紙パックや缶に入っていて、開封すればすぐ飲ませられる
- 常温保存ができる(冷蔵・加熱も不要)
- 使い切りサイズ(125mlや200ml)で衛生的
- 未開封なら半年〜1年ほど保存可能
今では、アイクレオ(グリコ)、明治、雪印など、国内メーカーからも販売されています。
■ 液体ミルクを使う際の注意点
- アレルギー対応ではないため、事前に飲ませて慣らしておくことが重要
- 高温になる夏場の車中保管はNG(保冷バッグ推奨)
- 一度開けたらすぐ飲ませて、残りは処分
- 避難所では「水分補給にちょうだい」と言われることも
- 自分の備蓄であることを明確に
液体ミルクは確かに割高です。
でも、「ミルクが作れなかったせいで、我が子の命が危険にさらされた」
そんな事態だけは絶対に避けたい。
液体ミルクを毎月少しずつ試して、使って補充するローリングストックがおすすめです。
「いざという時、ストレスを軽減しながら赤ちゃんを守れる」
その備えは、何より心強いです。
■ まとめ
赤ちゃんのミルクは「嗜好品」ではありません。
避難所でも、赤ちゃんにとっての“命の水”です。
誰にも責められず、泣いている赤ちゃんを抱きしめられるように。
ぜひ、お湯のいらないミルクという選択肢を、あなたの防災備蓄に加えてみてください。
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📌この記事が、少しでも誰かの安心につながりますように。