災害時、いちばんつらいのは「トイレ」だった
地震のあと、困るのは水や食料だと思われがちです。
しかし、実際の体験談で多く聞かれるのは…
「トイレが一番つらかった」
という声です。
・夜中に我慢した
・子どもがトイレを嫌がった
・家族が食事量を減らした
・便秘や体調不良になった
原因の多くは、断水ではありません。
臭いです。
ゴミはすぐに回収されない
災害時、携帯トイレは「使って終わり」ではありません。
使った後の袋は
数日〜1週間、室内に置き続けることになります。
つまり――
トイレを“流せない”生活ではなく
トイレを“保管する”生活になります
この想定が抜けていると、備えていても使えなくなります。
凝固剤だけでは臭いは止まらない理由
多くの携帯トイレは
「排泄物を固める」ことを目的に作られています。
しかし固める=消臭ではありません。
排泄物の臭いの主成分はアンモニア。
これは空気中に広がり続けます。
そのため
・袋の外まで臭う
・部屋に残る
・夜眠れない
・家族が使いたがらない
という状況が起こります。
実際に多い「使えなかった」ケース
備えていたのに使えなかった――
これは珍しい話ではありません。
よくある例
子どもが怖がって使えない
部屋に置けずベランダへ(防犯リスク)
家族がトイレを我慢
食事量を減らす
体調を崩す
携帯トイレは「あるだけ」では機能しません。
使える備えにするために必要なもの
重要なのは
トイレ袋の数ではなく、臭い対策です。
最低限そろえておきたいもの
・防臭袋(BOSなどの防臭袋)
・フタ付きバケツ
・消臭剤
・手袋
この組み合わせで
「室内に置けるトイレ」になります。
まとめ:備えは“量”ではなく“使えるか”
災害時に本当に困るのは
足りないことではなく――
備えたのに使えないこと
です。
携帯トイレは
買って終わりではなく、使える形まで準備しておくことが大切です。
一度、家族で確認してみてください。
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